魂の旅 ― 束縛から解脱へ
(2014年8月講話シリーズ 於:ディビャダーム・タポーヴァン・アーシュラム)
2014年8月5日
束縛された魂 ― マーヤー、カルマ、そして“個人”という幻想
魂がどのようにして、幻影(マーヤー)とカルマによる条件づけのもと、生と死の輪廻に囚われているのか。その基本的な構造を解き明かす導入の講話です。
2014年8月6日
人生という最大のチャンス ― 輪廻の連鎖を努力と恩寵によって断ち切る
人間としての生が、霊的進化と最終的な解脱に向けて与えられた、いかに稀で貴重な機会であるかを省察します。
2014年8月9日
私たちはなぜ苦しむのか ― 無明、欲望とカルマ、そして自由への道
自己の本質を知らない無明がどのようにして束縛を生み出すのか、そして真の叡智(真我の悟り)だけがいかに永遠の自由をもたらしうるのかについて解説します。
2014年8月10日
ヨーガとジュニャーナの道 ― 誤った自己同一化からの解放と、無明のヴェールを取りのぞくこと
グルの導き、行為(ヨーガ)と知識(ジュニャーナ)という二つの道、それらを通じていかにして不二の真理の悟りへと至るかについて考察します。
2014年8月11日
欲望と義務 ― 霊的な道における障害と支え
真我の悟りを妨げる重大な障害である欲望、そして霊的成長を支えるスヴァダルマ(自らの義務)の意義についてお話しします。
2014年8月12日
欲望の果てにあるもの ― 終わりなき追求を制する守りとしてのダルマ
果てしない欲望の追求が現代社会にもたらしている混乱について考察し、ダルマの考え方と実践を通じて、内なる平安と調和を取り戻す道を示します。
2014年8月13日
解脱への道 ― 感覚を制し、心を鎮め、識別と熟慮を養い、真我を悟る
内的な鍛錬によって欲望を乗り越え、ヴィヴェーカ(識別)とヴィチャーラ(熟慮)を育み、真我の悟りと究極の自由に至るための締めくくりの省察です。